ミルクと、僕
今週のお題「ねこ」
ねこって、本当に可愛いですよね。
犬派の方もいらっしゃるとは思いますが、
私はどちらかというと、ねこが好きです(^^)
私が昔実家で飼っていたのは「ミルク」というシャム猫。白黒でクールな顔つきのオス猫。
覚えているのは、まだ私が小学6年生の時、父が知り合いから譲り受けていた子猫。
ミャーミャー
とか細く泣いていた、細い体の子猫。
すっごく体温があったかかっことを今でも鮮明に覚えている。
ミルクはすくすくと育ち、
気まぐれなで、強気な性格をどんどん出していった。ちょっと構うとすぐ引っ掻いてくるくせに、いつのまにか私の布団で寝ている姿はとっても愛らしかった。
ただ、私もどんどん成長し、
中学生、高校生、そして、大学生となると、実家を離れてしまうようになり。
家族と共に、ミルクとも会わなくなってしまった。
たまーに実家に帰ると年老いたミルクが出迎えてくれるのは結構嬉しかったと思う。
そんなある日、ミルクが死んだ。
それも、私が旅行に行っている間に。
犬の時もそうだったけど、私は死に目に会う運がないようだ。
実家に帰ると、誰も使ってない猫用のトイレだけあって悲しさが込み上げてきたのを覚えている。
もう、私の布団の上にも、こたつの中にもいない。
そして、両親が親不孝な私が実家を離れてしまっているため、子供の様に可愛がっていたミルクを失って喪失感を出していた。
なんだか、わからないが、申し訳ない気持ちになった。
そんな事もあり、私は社会人となり、結婚をして、一つ一つ成長をしていくと、
両親もまた吹っ切れたのか、
新しく猫を飼った、拾った子猫だ。
名前はミーちゃん。多分ミルクの事なのだと思う。
新しいミーちゃんはまだ僕には懐いてないけど、僕の家にはまた、猫のトイレが玄関を占拠している。